ファイヤーキングは1940年代から1970年代までアメリカのアンカーホッキング社が製造していたミルクガラスのテーブルウエアです。
 当時アメリカでは一般家庭、学校、病院や教会、軍隊でも使用されていたガラス食器でアメリカでは大量生産され爆発的な人気がありました。
 家庭で日常的に使用されていたためコンディションは色々ですが、そもそも当時の製造技術は現在と違い、同じカップでも微妙に厚みや大きさ色などが違ったりしています、逆に言えば同じ物は無く、キズやカケ、ペイントロスなどもコレクターによっては風合いを感じ、自分だけのファイヤーキングとしてコレクションしている方も多いと思います、実際私も少しダメージがあるカップを見ると当時のアメリカの雰囲気を感じられノスタルジックな気分に浸れます。
 ファイヤーキングに最大の魅力はアンテークでありながら普段使い出来るところですね、マグカップでコーヒーや紅茶を飲んだり、食事の食器全部ファイヤーキングなんて方もいますし、自分のライフスタイルの合わせて使う楽しみもあると思います。
 ファイヤーキング以外にもパイレックス、グラスベイク、フィデラルなど数多くのメーカーがあり当時のアメリカでのミルクガラス食器の人気が伺えます。